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関空ウォッチング

2013年3月 3日 (日)

新たに税金投入!官民ファンド

1332 今朝の朝日新聞で安倍内閣が、成長戦略の一環として新たな「官民ファンド」を作る法案を閣議決定した。「民間資金等活用事業推進機構」というそうだ。「公共施設を運営する事業会社に出資したり融資したりして、民間企業の投資をバックアップするのが目的」という。これだけではよくわからないが、朝日新聞によると具体的に関西空港会社バックアップするために税金を新たに投入するためだというのだ。なんということか。
 すでに繰り返し当ブログでも明らかにしてきたように、この10年にわたって政府(ほとんどは自民党政権)は関空会社には毎年45億円から90億円の「助成金」を投入してきた。私たちの税金だ。それでも、赤字を抜けきれない。この3月にも12年度76億円の赤字を見込む。LCC導入で大幅に便が増えたと言われながらこうなのだ。
 これでは1兆円近い有利子負債の問題というお荷物を解決できないことから、昨年、大阪空港と合併し、空港の運営権を民間に売却しようとしているが、このままでは上手くいかないことが早くも明らかになってきたことから新たな支援策が閣議決定されたのだ。
 関西空港に私たちの税金を垂れ流す前に、多くの湾岸住民の反対を押し切り、大阪空港の公害対策なるペテンを弄した関西空港の建設自体の誤り、巨額の資金を投入して大阪湾を埋め立てて進めた誤りを認め、その国家犯罪を関西の住民にまず謝罪するべきではないのか。
 安倍政権が生活保護費をはじめとした福祉の財源を削減して、多くの人々のくらしと命を削ろうとしているだけに、このような野放図な関西空港への救援策に私たちは怒りを込め反対する。とんでもない。ここに安倍政権の反動性と犯罪性を見て取らねばならない。

2012年11月13日 (火)

11・23関空反対闘争のご案内

みなさまへ
 関西空港と大阪空港が今年4月1日に統合されました。そして、「新関西国際空港会社」と「関西国際空港土地保有会社」に分れ7月1日から実務がスタートしました。

 旧会社の負債(約1兆3千億円)のうち3754臆円は新関空会社が、残りを土地保有会社が受持つとのことですが、要は借金のたらい回しにすぎず、根本的解決にはなりません。新関空会社に大阪空港の年間黒字(約40億円)が入っても2013年度も40億円の政府補助金が支給されます。いったいいつまで巨額の税金が投入され続けるのでしょうか。

 また土地保有会社の借金返済期間が早くとも47年後の2059年度とのことですが、そんな先の話、会社がどうなっているかも分からないのに誰が責任を取るというのでしょうか。

 そして「2014年度までに両空港の運営権売却の実現を目指す」としていますが、こんな巨額の借金を抱えた会社と心中する企業などあるのでしょうか。「実現を目指す」とは非常にあいまいな表現で、裏を返せば実現できない場合でも誰も責任を取らず、引き続き税金が投入され続ける可能性が高いということです。

 消費税を上げ、ささやかな年金や生活保護費の削減など生活弱者に対しては厳しい政策を目論見ながら、一方でこのような巨額の税金が垂れ流されているのは、本当に許せません。

 また淡路では相変わらず陸上飛行や低高度飛行などの約束違反が常態化して被害が出ていますが、航空局は違反飛行を「容認」しています。(昨年10月申し入れ時の回答) LCCの就航により深夜早朝便が増え、被害がますます増えるのではないでしょうか。当局の開き直りを絶対許してはなりません。

 中国や韓国との緊張関係が続き軍事的強硬論が吹き荒れています。「憲法破棄」を掲げて新党を結成する石原前都知事や橋下大阪市長からいつ「空港や港湾の軍事使用」が飛び出すかわかりません。そのような不穏な流れに抗する闘いとして下記のとおり集会とデモを行います。矛盾だらけの空港統合に一撃を!みなさんの結集よろしくお願いいたします。
            
                                       2012年11月1日

〈集会内容〉

税金で赤字補填反対! 
関空の軍事使用は許さない!
若狭湾の原発を全部とめろ! 
がれき焼却を許さないぞ!

11・23関西空港反対闘争

日時:2012年11月23日
集会:午後2時~3時(後デモ)
場所:西梅田公園(大阪市北区梅田2-6)

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2012年10月16日 (火)

あっと驚きの株価1円

何と旧関空の株価が1円!
これじゃあ紙くずじゃん。

「1株1円は納得できない!」と2012年8月6日に一部の関空株主が大阪地裁に買い取り価格決定を申し立てたんですけど、10月9日に「1株1円」の決定が出ました。 

 旧関空会社株は1株5万円で発行され、7月の関空と大阪(伊丹)空港の経営統合に伴って買い取り請求を行っている株主は約50人。関空土地保有会社はこれら株主に宛てた7月24日付の書面で、買い取り請求の撤回▽「1株1円」に同意▽同意しない-のいずれかを8月7日までに返答するよう求めていました。

 関係者によると、関空土地保有会社は「事業価値」から負債額を差し引いた差額を「株式価値」と定義。負債額が事業価値を上回ったことから、株式価値は1株1円と評価されたもの。

しかし株主側は「今年3月1株当たりの純資産は約38000円なのに、1円と裁定するのは誤り」と主張。

裁判所は「一株あたりの純資産のみを基にすべきではない」1円の算定は「合理性が認められ、多額の債務がある以上やむをえない」とした。

まあ、確かに1兆円も債務があってはねえ。

株ってそんなもんと言われればそうかもしれませんが、
国策で作っといてそれはないやんなあ。

買取請求しなかった方たちの株価はどうなってるんでしょうか?
やっぱり1円?

2012年8月31日 (金)

関西空港へのLCC導入によって起こった神戸空港の現状

2012  関西空港にこの3月、全日空系ピーチ社が就航した途端に、神戸空港の利用客が減少し、スカイマーク社が存続の危機に陥っています。

 予想されたことでしたが、余りにも影響が出るのが早いので驚いています。4月以降のスカイマーク社の搭乗率がこれまでの最低を記録し、明らかに採算割れを起こしています。

スカイマーク社は慌てて熊本便などの一部撤退を明らかにしていますが、そんな手直しで済む事態ではないでしょう。この8月にジェットスター社が「関西空港も拠点とする」と発表し、スカイマーク社の神戸空港便とまともに競合していくことを明らかにする前のことなのですから。

この事は、関西地域がもつ航空需要が、関空、伊丹、神戸の3つの空港が存在することに耐えられるほど大きくはなかったことを何よりも示しています。関西空港がLCC(格安航空会社)の拠点となることで生き残ろうとしていますがはたしてそうなるのか大きな疑問です。

もちろん、マレーシア、韓国、中国、オーストラリアなど海外からの
LCCの就航によって関西空港の利用便数、利用客がともに伸びていることは事実です。これは主に海外からの観光客の増加が中心です。ですから、橋下大阪市長や大阪府が大阪市でのカジノ構想を重視しています。しかし、それだけでは不十分でしょう。国内のLCCが如何ほどそれぞれの伸びを保障するかが重要なポイントになることは明らかです。

ところが、LCC各社が新規路線として開拓しようとしている航路は、千歳、福岡、那覇を中心に、多くが従来からのレガシーキャリア(注)が主要路線としている航路です。確かに格安運賃で一定の需要の喚起が起こっていることは明らかでしょう。

しかし、ジェットスターが就航以来、わずか
51日間で9便も欠航しているのは、天候などの理由があるにしろ過密な成田空港などレガシーキャリアが主要に使っている基幹空港を使うことによって起こっています。

 アメリカ、ヨーロッパで
LCC1980年代以来急激にその需要を伸ばしていったのは、地域の基幹空港を避け、セカンダリー空港と言われる空いた空港を利用し、レガシーキャリアがカバーしていなかったまったく新たな需要を喚起し伸ばしていった、これをLCCのビジネスモデルの基本としたことが大きな理由だと言われています。

まあ、関西空港は、レガシーキャリアが敬遠した(
JALANAも欧米便を飛ばしていない)ことによって正にセカンダリー空港、ガラガラの空港ではあります。しかし、それだけでは不十分です。LCCとして新たな需要を生み出すのではなく、千歳、福岡、那覇など過密な状況にある基幹空港と結ぶことでは、レガシーキャリアとの需要の奪い合いでしかなく、先行きの伸びは限られてしまいます。

このことと冒頭明らかにした神戸空港の現状から推察される関西地域の航空需要は小さいという問題が重なって関西空港の将来は、LCCの拠点空港になると言っても明るいものにはなりません。

しかも、LCCの拠点空港であることを維持するためにLCCの着陸料の減免を国からの補給金と大阪空港の年間40億円とも言われる利益を注ぎ込まなければならないのです。そうしなければ黒字にもならない現状なのです。LCCの便数が増えることは、この補給金問題を拡大こそすれ、改善する目処などあろうはずがありません。

この現状では、2014年までに体質を改善し、1兆円を超える価格で関西空港の営業権を民間に売るなどという今回の関西空港と大阪空港の統合劇の目論見など正に「取らぬ狸の皮算用」よろしく、破産することは明らかです。

そこへのカジノの建設やリニアモーターカーの建設などという巨額の投下は、かって行われた公共事業による利権あさりと同じものであり、断じて許されません。そして、デタラメな「皮算用」による関西空港の延命策は、巨額の税金の無駄遣いであり、見直されるべきです。

私たちは、関西空港に反対してきたその原点を見直し、現状、進められようとしている関西空港の延命策に批判と反対の声を上げていかなければなりません。

(注)レガシーキャリア = LCC(格安航空)のビジネスモデルに対して、旧来の経営モデルで運行されている航空会社を指す。レガシーは「老舗」という意味。

2012年5月15日 (火)

経営統合後に伊丹廃港!?

国土交通省は、7月に経営統合する関西空港と大阪(伊丹)空港の運営方法を定める国の基本方針の素案をまとめたんですが…。

伊丹空港について、「中央リニア新幹線の開通など、周辺状況の抜本的な変化を見通し、廃港も含め、将来のあり方を今後検討する」と明記したから、さあ大変。

伊丹周辺の自治体でつくる大阪国際空港周辺都市対策協議会(11市協)会長の藤原保幸伊丹市長は「寝耳に水。基本方針に廃港の2文字が入ることは断じて許容できない。極めて遺憾」とオカンムリ。近く対応策をきめるとおっしゃってるんですが…。

しかし、この11市協には橋下大阪市長が入っていて、4月の記者会見でまたぞろ「伊丹廃港」を言い出し、泉佐野市長はこの橋下発言を歓迎。事実上の分裂状態になっているんだとか。

なんだか11市協にしてみれば騙されたような話ですよね。

利用者からみれば、関空だけになったら、大風のときは橋が通行止め、欠航ってことになってあまりありがたくないのではないかなあ?

まあ、そんなことは考えてないんですね、誰も。

2012年3月23日 (金)

あてもん(くじ引き)みたい

   LCC(格安航空会社)のピーチ・アビエーションは、12年3月25日から長崎線就航をスタートさせる記念と、開業20周年を迎えるテーマパーク・ハウステンボスとの共同キャンペーンとして関西空港―長崎線の片道運賃を2500円にすると2012年3月21日に発表。

販売期間は、3月23日(金) 0:00から3月29日(木)23:59まで。
利用は4月9日(月)から6月8日(金)までの搭乗分の約1割が対象(4月26日(木)~5月7日(月)は除く)。

1割はどういう方法で決定するのかな?
早いもん勝ちか?

格安航空の運賃は通常でも客数によって変動するって知ってました?
満席に近くなるほど高くなるんですよ~。

空席が多いほど客を集めたいので安くするんですわ。
だから同じ便でも買った時間によって値段がかわるんですよ。

びっくりですわ。

今回のも運がよかった1割の人だけが2500円。
外れた人はその時点で楽しさ半減。
出だしからミソをつけられた気分になるんじゃないかな~。

同じ機内でホクホクの人と悔しい気持ち人が同席。
いやな感じやね~。

2012年2月19日 (日)

補助金増額を要求なんてことになるのでは?

18日の朝日新聞ニュース。

20120218asahis大阪空港との統合前に二期島を完成させるそうです。
完成させると固定資産税が発生するため、完成を見送っていたのですが統合にあたって国土交通省が完成させる方針を出したんですね。

Kankumizouse ←未完成の土地

まあ、そりゃあ未完のまま統合というわけにはいきませんよね。でも、それによって造成資金の金利など含めて年50億~60億円の新たな負担が必要になるわけで、それでは69億円の補給金がほぼ相殺される格好。

また、新たな補助金をよこせというんじゃないでしょうか

 実は2期島をめぐっては、国が関空連絡橋を国有化させる際、22年中に島を完成させて関空会社から固定資産税を泉佐野市に支払わせる代わりに、泉佐野市が連絡橋の国有化を認めることで市と合意したことがあったんですよね~。でも、関空会社が完工に応じなかった経緯があって、関空会社と泉佐野市の関係はこじれてるんですよ。

それで泉佐野市は対抗措置として橋利用税(入島税)を条例化したんです(総務省の許可待ち)。

二期島完成の方針が出て泉佐野市には2期島の固定資産税(約6億円)が支払われるようになるんですが、泉佐野市は来年度の入島税導入方針を崩していないんだって。

利用者にはいい迷惑。

税金投入もいいかげんにして欲しいよね。

2012年1月29日 (日)

なぜ、関空は切られない?

ひとつ不思議なんだけど、

1兆3000億という負債を抱え、私たちの補給金がなければ維持できない関空が事業仕分けにも遭わず、橋下が府知事のときも「廃止すべき」とも言われなかったのはなぜなんだろう?

採算が合わないものはすぐ切り捨てる橋下が、伊丹廃止はいっても関空廃止はいわなかったよね?

児童館とか文化施設にはすぐ補助金を停止するのに。
文化になにか恨みでもあるのか、価値が分からないのか?

そんな橋下氏なら、関空の赤字体質を見たらすぐ切って捨てそうなものだけどなあ。

カジノ構想があるからかな?何年後に実現するのかわからないリニアモーターカーの話があるからかな?

しょせん、橋下氏の頭の中は金、金、金!なんでしょうね。

カジノにしろリニアにしろ儲けるのはゼネコンや関連業者。

彼らを儲けさせることは考えても庶民の生活は考えてないんじゃないですか。非正規職員の時給まで下げるというんだから

2012年1月16日 (月)

関空補給金、段階的に削減 12年度政府予算案 

おひさしぶりです~。

年末年始にかけてばたばたとあわただしく、きょうやっと更新。

それも年末(2011.12.24)の情報で申し訳ないです。

今年関西空港と大阪(伊丹)空港の統合初年度となるわけですが、
2012年度以降の補給金について国の減額方針が明らかになりました。

 11年度予算比で6億円減。根拠はー

伊丹の着陸料収入などから、新会社の収益は31億円増えると試算。
一方で、関空2期島の整備工事が12年中に完成するため、
利払い費を25億円積み増し。その差額6億円を減額するんですね。

今後の補給金のあり方として①両空港の運営権を民間に売却するまで、
必要最小限の額を支払う②額は段階的に減らすなどの取り決めをそたそうです。

 経営統合は今年7月、政府は14年度にも運営権の売却先を決める方針で、「新会社には統合初年度から、高い収益力を期待している」(財務省)そうですが、そううまくいくかなあ。

そもそも関空って着陸料が高いんですよね。

08fb5edddf13c2e6d2ceb09bedc2ff31 (ペンギン航空情報部というサイトからー
詳しくは下記アドレスをクリックしてください)
http://airline.skr.jp/data/landing_fee1/

それが邪魔になって航空会社の誘致がうまくいかないという事情があるわけで、LCC(格安航空)を引っ張ってくるためには、もっと安く、タダ同然にしてるわけでしょ?

補給金はそういったことにも使われてるわけで~。
補給金がゼロになる日ってくるのかなあ?

海上空港を作るために建設費用がかさみ、着陸料だって高くせざるを得ない、すると就航数が減ったり航空会社そのものが引き揚げたりで、収益が縮小するー国が税金を投入する。

こんなの建設前に分からなかったんですかね?専門家が。

関空の10年度の支払い利息は182億円で営業利益190億円とほぼ同じ。

計算どおり伊丹統合で31億円増えたとしてもどうなんでしょうか~。

こころもとないですよねえ

2011年12月 6日 (火)

大阪と兵庫、足並み揃わず

 12月5日、国土交通省が関西国際空港と大阪(伊丹)空港の統合に向けた新関空会社設立委員会(委員長・家田仁東大大学院教授)の初会合を行ったんですけど~。

出席した自治体の首長や財界トップらは、統合計画が持ち上がったときから言い続けている補給金などの継続を要求。
補給金がいつまでも必要な会社なんかいらんの違う?と私なんかは思うんですけど。

訪日観光客が拡大すれば関西が活性化する=「日本の活性化」になるから補給金出してよってことらしい。これには大阪府の松井一郎知事も賛同。

 しかし、将来の空港運営では、兵庫県の井戸敏三知事が「(関空と伊丹が)最大限その機能を発揮できる対応が必要」と述べ、神戸空港を含む3空港を活用すべきだとの持論を展開したのに対し、松井知事は橋下徹前知事の持論を踏襲、伊丹は将来的に廃港と主張したんだとか。思い切り足並み揃いませんがな。

これには「地元がまとまらない限り思い切った成長戦略は描けない。戦略を実行し事業価値を早期に高められなければ、統合から数年内を目標とする運営権の民間売却も実現がますます難しくなる。」(日経12月6日)との声があがってます。

 同委員会は3月中旬までに新会社のトップ人事をはじめとする重要事案に一定の結論を出す。井戸兵庫県知事は民間の自由な発想で空港を運営するのが必要と述べ、他にも経営トップは民間企業からの起用を求めるべきと言う声が上がったんだそう。

 ここで、不思議に思うのは「民間万能幻想」があるんじゃないか?ってこと。いや、もしかしたら何でもかんでも民間に売却するためにそういう幻想をふりまいているんじゃないかい?

だって、関空だって社長は民間からの起用じゃん。でも改善されてないから統合して運営権を民間に売却って、おかしくない?なんでそう思えるの??

国土交通省に説明してもらいたいわ!