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日記・コラム・つぶやき

2020年5月19日 (火)

新型コロナウイルスと向かい合おう

 新型コロナウイルスによる感染で世界中が大混乱しています。
安倍政権は勝手に休校要請を出し、「緊急事態宣言」に突き進みました。これは大問題で、多くの人々がその危険性を指摘しています。
とにかく「自宅にいろ」ということですが、テレビも野球やサッカー中継もなく、大相撲も5月場所がついに中止となり、ドラマも再放送が多くなりました。街の本屋さんも閉まったまま、仕方なく今まで読んだ本を読み返す日々が続いています。

 私はギャンブルはしないのですが、ギャンブル好きの人は競馬や競輪は現場には入れず必然的にパチンコ店に行くことになるのでしょうか。しかしそのパチンコ店も休業要請から休業指示になり、いよいよ行き場がなくなっています。(今は一部解除されていますが・・)

 私の高校時代の友達は高校を出て就職し65才の定年まで47年間同じ会社で勤め上げました。そして5年前、いざ定年となったとたん何もすることがない(彼は酒は飲まない)となり、好きなパチンコにはまり、気が付けば二か月で60万円負けたそうです。生活費にまで手を付けたとのことです。幸なことに彼はその時点で我に返り、改めて求職活動を始め、運よく地元の小学校の用務員に採用されたとのことで以前の生活習慣に戻ることが出来ました。

 つまり仕事さえあれば、好きなギャンブルも適当に楽しめるのでしょうが、仕事がなければそれにはまり込み、依存症になり、挙句は家庭崩壊にまでつながるのではないでしょうか。今、仕事を取り上げられギャンブルに走る若者達が本当に心配です。
そしてこのコロナ感染状況によりIR業者が日本への誘致を断念したにもかかわらず、吉村知事や松井市長が「誘致断念」の態度を明らかにしていないのも許せません。

 私はこの6月で71才になりました。実は53才の時に30年ちかく勤めていた会社が倒産し、その年齢では再就職も難しく思案に暮れましたが、幸いにしてすぐ労働組合に加入させてもらい、多くの支援を受けながら仕事も続け今日に至っています。

 そして10年ぐらい前に腰部脊柱管狭窄症を患いました。続けて10分も歩くと足が痛くなり、その場でしゃがみ込んで脂汗をかくようになりました。自分で考えてストレッチ体操をして最近では少しましになりましたが、それでもデモ行進だけは遠慮しています。

 もともと糖尿病、高血圧、痛風など基礎疾患のオンパレードだった私ですが、年齢を重ねると予期せぬ病気とも付き合わなければなりません。そして年金だけでは生活が苦しいので老体に鞭打って、従来からの仕事を細々と続けてきました。しかし今回の騒動でその少ない仕事もピタリと止まってしまいました。今後の行く末が心配な毎日です。

 国から10万円が支給されるとのことですが、毎月でも欲しいところです。またそれでも「焼け石に水」の人も多いことでしょう。頭に来たのは杉村太蔵なるタレントがテレビで「年金生活者や生活保護受給者は収入は減らないから(10万円は)支給されなくてもいい」と言い放ったことです。いったい年金や生活保護費がいくらか分かって言ってるのか、本当に腹立たしい限りです。

 かつて社会人一年生になった時、入った会社で「真面目に働き続ければ、定年後も贅沢は出来ないかも知れないが年金で何とか生活は出来る」と説明を受けましたが見事に裏切られました。消費税も「将来の高福祉社会のために」といううたい文句で導入されましたが、3→5→8→10%と我々の負担は増え続けても社会保障費は逆に減っています。

 そりゃそうでしょう。アメリカから多数の戦闘機を購入するなど、防衛費はうなぎのぼりに増え続けているのですから……(日本には軍隊は存在しないはずなんですが)。

 志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなりました。そして波はありますが連日感染者や死亡者が増え続けています。本当に怖いですね。しかし私たちに求められているのは「冷静に恐怖し、慎重に対処する」ことだと思います。

 「新型コロナに負けるな」ではなく「新型コロナと向かい合おう」です。

 そして何よりもこの危機を悪用して、この緊急事態条項をも加えた改憲をもくろむ安倍政権を絶対許さない闘いを続けることです。創意と工夫でデモや集会を勝ち取りましょう。(会員 Y)

2019年5月 1日 (水)

自衛隊を軍隊にさせるな

 安倍首相はその任期中にどうしても9条改憲(9条に自衛隊を明記)をやりとげたいと目論んでいるようです。そのために言葉巧みに国民感情を誘導しようとしています。
 たとえば「自衛隊は災害が発生すれば命がけで救助、復旧に奮闘しているのにその子供たちが『あなたのお父さんは憲法違反』と言われるのはかわいそうでしょ?」と自衛隊の本務と災害派遣とをすり替えたり、2015年の安保関連法を強行成立させた時にも米艦船に日本の母子を乗せ「このお母さんや子供たちを(自衛隊が)助けることはできないのか?」とありえない「設定」で自衛隊の違憲性を払拭し、専守防衛を踏みにじり、米軍との共同軍事行動を正当化させようとしました。

次々と敵を作る安倍

 雑誌「世界」3月号に「拡大する違憲状況」という特集が組まれていたので読んでみました。その中の「国防軍化する自衛隊」という論文では旧帝国海軍の流れを継ぐ海上自衛隊はその発足直後から空母や攻撃型兵器の保有を熱望していたとのことですが、当時は専守防衛から逸脱する兵器の保有は許されなかったのです。ところが2018年8月29日安倍首相は「わが国の安保環境は各段に速いスピードで厳しさと不確実性を増している」とし「陸海空という従来の区分にとらわれた発想ではわが国を守り抜くことは出来ない」と主張しました。安倍は東アジア全体が今日対立から対話に向っているにもかかわらず共和国(北朝鮮)、中国、韓国と次々と「敵」を作り軍事力により対抗しようとしています。そして一部の自衛隊幹部の反対も押し切って「空母」の所有を狙ってきました。しかしさすがに「空母」の名称はまずいとして最終的に「多用途運用護衛艦」と一度聞いても何のための代物か分からないものに言い換えています。「武器輸出」を「防衛装備移転」と言い換えたりするペテンはよく見られますが・・いずれにせよ国際的には明らかに「航空母艦」そのものであり「攻撃型空母」であることは疑いようがないとしています。

専守防衛で先制攻撃? 

 加えて安倍は2018年2月14日の国会で「(専守防衛は)防衛戦略として考えれば大変厳しい。相手の第一撃を甘受し国土が戦場になりかねないものだ。先に攻撃した方が圧倒的に有利だ」と我が耳を疑うような暴言を発しています。しかも専守防衛は堅持するとした上の発言です。もう訳がわかりません。
 新聞のコラムによれば今「へのこる」という言葉が出てきているとのことです。これは沖縄の人々の「辺野古の埋立てノー」という民意に対して言葉では「真摯に受け止める」とか「沖縄に寄り添う」としながら埋立てを平然と続けている安倍政権の暴政を揶揄した言葉だそうで、言うこととやることが真逆の場合に使うものらしい。まさに安倍の「専守防衛で先制攻撃をする」がこれに当てはまるのではないでしょうか。本当に怒りでいっぱいです。

自衛隊を軍隊にしてはならない

 そしてこの論文の最後は「憲法改正を先取りするように自衛隊は戦争可能な普通の「軍」になりつつある」と結ばれていました。実際日本の兵器輸入額は2012年度は1381億円だったのが安倍政権が発足してからは急激に増大し、2019年度は7013億円(予算案)と5倍に膨らんでいます。これはトランプからの押し付けだけと考えるのはいかがなものでしょうか。安倍の「野望」もかなり入っていると思うのですが・・
改めて確認しましょう。現実に屈せす「自衛隊を決して軍隊にはさせない」闘いを続けましょう。そのためにも改憲阻止、安倍打倒の闘いの真価が問われます。一層の奮闘を。(会員 Y)

2018年6月26日 (火)

沖縄慰霊の日に捧げられた中学生少女の平和の詩「生きる」

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https://search.yahoo.co.jp/video/search?p=%E6%B2%96%E7%B8%84%E6%85%B0%E9%9C%8A%E3%81%AE%E6%97%A5&ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa

「生きる」

私は、生きている。

マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、草の匂いを鼻腔に感じ、遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

私は今、生きている。

私の生きるこの島は、何と美しい島だろう。

青く輝く海、岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、ヤギの嘶き、小川のせせらぎ、畑に続く小道、萌え出づる山の緑、優しい三線の響き、照りつける太陽の光。

私はなんと美しい島に、生まれ育ったのだろう。

ありったけの私の感覚器で、感受性で、島を感じる。心がじわりと熱くなる。

私はこの瞬間を、生きている。

この瞬間の素晴らしさが、この瞬間の愛おしさが、今という安らぎとなり、私の中に広がりゆく。

たまらなくこみ上げるこの気持ちを、どう表現しよう。

大切な今よ、かけがえのない今よ、私の生きるこの、今よ。

73年前、私の愛する島が死の島と化したあの日。小鳥のさえずりは恐怖の悲鳴と変わった。

優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。

青く広がる大空は鉄の雨に見えなくなった。

草の匂いは死臭で濁り、光り輝いていた海の水面は、戦艦で埋め尽くされた。

火炎放射器から噴き出す炎、幼子の泣き声、燃え尽くされた民家、火薬の匂い。

着弾に揺れる大地。血に染まった海。魑魅魍魎のごとく、姿を変えた人々。阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

みんな生きていたのだ。

私と何も変わらない、懸命に生きる命だったのだ。彼らの人生を、それぞれの未来を。疑うことなく思い描いていたんだ。

家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。仕事があった。生きがいがあった。

日々の小さな幸せを喜んだ。手を取り合って生きてきた、私と同じ、人間だった。

それなのに。壊されて、奪われた。

生きた時代が違う。ただ、それだけで。無辜の命を。当たり前に生きていた、あの日々を。

摩文仁の丘。眼下に広がる穏やかな海。

悲しくて、忘れることのできない、この島のすべて。

私は手を強く握り、誓う。奪われた命に思いを馳せて。心から誓う。

私が生きている限り、こんなにもたくさんの命を犠牲にした戦争を、絶対に許さないことを。

もう二度と過去を未来にしないことを。

全ての人間が、国境を越え、人種を超え、宗教を超え、あらゆる利害を超えて、平和である世界を目指すことを。

生きること、命を大切にできることを、誰からも侵されない世界を創ることを。

平和を創造する努力を、厭わないことを。

あなたも感じるだろう。この島の美しさを。

あなたも知っているだろう。この島の悲しみを。

そして、あなたも、私と同じこの瞬間を一緒に生きているのだ。

今を一緒に、生きているのだ。

だから、きっと分かるはずなんだ。戦争の無意味さを。本当の平和を。

戦力という愚かな力を持つことで得られる平和など、本当はないことを。

平和とは当たり前に生きること。その命を精一杯輝かせて生きることだということを。

私は、今を生きている。みんなと一緒に。

そして、これからも生きていく。一日一日を大切に。平和を想って。平和を祈って。

なぜなら、未来は、この瞬間の延長線上にあるからだ。

つまり、未来は、今なんだ。

*************

この後、沖縄県民の反対を押し切って辺野古基地工事を強行する安倍総理が登壇したが、お定まりの「負担軽減」を言っただけだった。それも原稿を読み上げる形で下を向いて。辺野古基地建設を強行しながら「負担軽減」は空々しすぎる。

朝鮮半島が平和実現にむかっている今、米軍基地は必要ない。

負担軽減をいうなら、日米協定を見直し米軍撤退を協議すべきである。

2017年11月29日 (水)

大阪市長弾劾!

 吉村大阪市長が11月24日、サンフランシスコ市が慰安婦像設置を受け入れたことを受けて姉妹都市関係の解消と民間交流も補助も中止すると発表しました。なんたることでしょうか!これは単に「大人げない」というような話ではありません。市長という公人の立場を逸脱した愚挙だと思います。

 その理由を「被害者の数が不確か」としてあの南京大虐殺と同じ「理屈」をとっていますが、彼の本音は、他の歴史修正主義者と同じで、数のあいまいさを「利用」して慰安婦問題そのものを否定することにあるのでしょう。そして多くのメディアも慰安婦像設置に難色を示し「撤去にむけた話し合いを」などとしていますが、彼らは本当に強制連行や南京大虐殺そして731部隊など日本軍の数々の戦争犯罪に真正面から向かい合い反省する気はないのでしょうか?別にドイツを理想国家などとは思っていませんが、ナチスの戦争犯罪に対する態度との差は歴然としています。こんなことでは日本はますます国際社会から浮かび上がってしまいます。

 私たちのとるべき態度は、仮に韓国はじめ慰安婦像を設置している国々からいつの日か「日本の皆さんの誠意は理解できましたから撤去します」と申し入れがあっても「いえいえそのままにしておいてください。後世の人たちにもこの歴史事実を知らしめ、二度と同じ過ちを繰り返さないための標とするために」と答えることではないでしょうか。そして東京や大阪のど真ん中にも政府として設置すべきだと思うのですが・・    (会員Y)

2017年9月13日 (水)

誰が、なぜ、何のために―チビチリガマ壊される

9月12日正午過ぎ、沖縄読谷村にある洞窟「チビチリガマ」が荒らされていることが分かりました。ガマ入り口の説明版が引き抜かれ、内部では瓶や壺が割られて散乱しています。

母の両親やきょうだい計5人が犠牲となった遺族会会長の与那覇徳雄さん(63)によると、ガマの入り口の看板が引き抜かれ、小さな骨や生活に使っていたビンなどを集めていたガマ内部では、ビンが割れ、入れ歯が動かされていたそうです。

犠牲者の墓でもあるガマは立ち入り禁止の場所なのに。

チビチリガマは、沖縄戦の際、米軍が上陸して避難していた約140人のうち80人以上が集団自決した場所である。ガマの入り口前には「世代を結ぶ平和の像」が建てられているが、1987年に右翼団体員によって破壊され、95年に修復された経緯がある。

下記は三上智恵さん撮影の「チビチリ壊される」です。

https://youtu.be/sh7fJ8uj_nM

1人でも多くの方に見ていただいて、誰がなぜこんなことをするのか、ともに考えていただきたいです。

2017年5月 8日 (月)

集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くこと

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元自衛官で防空ミサイル部隊に所属していた泥 憲和(どろ のりかず)さんは、2017年5月3日に、亡くなられました。泥さんは「売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこう」というのが集団的自衛権であると反対し、街頭や講演会で訴えてこられました。

以下、泥さんが2014年6月30日、神戸・三宮での街宣活動で行った、安保法制に反対するスピーチ要旨です。東京新聞 2014年7月28日付の朝刊掲載されました。

出典:東京新聞

 突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。 集団的自衛権に反対なので、その話をします。 私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。 日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。

 いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。 でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。 自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。 そこは、安心してください。

 いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。 日本を守る話ではないんです。 売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。 売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。 それが集団的自衛権なんです。

 なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。 縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、 安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。 君たち自衛官も殺されて来いというのです。 冗談ではありません。 自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。 なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。 自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。 見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。

 みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。 他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。 当然ですよ。 だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。 イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。

 みなさん、軍隊はテロを防げないんです。 世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。 自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。 みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。 自衛隊はテロから市民を守れないんです。 テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。 だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。

 安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。 みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。 日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。 そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。 アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。

 ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。 米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。 自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。 そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。 どうしたと思いますか。 軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。 そういうものなんですよ、戦争というのは。

 安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。 絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。 自衛隊はたまりませんよ、こんなの。

 みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。 一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。 だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。 私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。 使い方を間違ったら、取り返しがつきません。 ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。 でもね、戦場は国会とは違うんです。 命のやり取りをする場所なんです。 そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。

 みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は内閣と違いますよ。 国民ですよ。 みなさんですよ。 憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。 安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。 体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。 そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。

 これからが正念場です。 だから一緒に考えてください。 一緒に反対してください。 選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。 まだまだ勝負はこれからです。 戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。 しっかりと考えてくださいね。 ありがとうございました。

以上 転載おわり

選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票しましょう。

2017年4月25日 (火)

「共謀罪」を葬ろう

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「保安林の木やキノコ、筍を採って売れば、テロ組織の資金源となる(から共謀罪の対象になる)」と4月17日の国会で、金田勝年法務大臣が驚くべき答弁を行いました。

そんな共謀罪に対して以下のように会員から投稿がありました。


 新聞に80代の女性の次のような投稿がありました。
それは彼女が子供の頃(戦時中)町内で定期的に会合が持たれ(「隣組」として強制された)
横の部屋で聞き耳を立てていたが誰もほとんど喋らなかったとのこと、不思議に思い親に問いただすと「大人になればわかる」とだけ言われたそうです。後でわかったことは、下手に喋ればすぐに特高に密告され、身柄拘束と拷問が待ち受けており、それが恐ろしくて喋らなかったとのことで、それ以降大人が信用できなくなったと書かれていました。そして今まさに俎上に上がっている「共謀罪」に大いに憂いを示していました。

 安倍首相は国会でさかんに「一般市民の活動にこれが適用されることはありません」と繰り返していますがそれが大嘘であることは火を見るよりも明らかです。
 悪名高かったかつての「治安維持法」の時も同じような答弁があったとのことですが、その結果あの「横浜事件」はじめ一般市民への大弾圧の嵐が吹き荒れたのは周知の事実です。安倍の本音は「テロ対策を口実にして政権批判の声を心身ともに叩き潰す」ことにあるのでしょう。

 この暗黒の歴史を繰り返さないために「共謀罪を葬ろう」の声をあげ続けましょう。

 また安倍は「これが成立しないとオリンピックは開けない」と言っていますが勘違いもはなはだしい。安倍に忠告してやろう。「最良のテロ対策は、テロを誘発しそうな危険な言動を繰り返すあんたが直ぐに退陣することですよ」と。    (会員 Y)

2017年2月15日 (水)

南スーダンの自衛隊を今すぐ日本に戻せ!

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            (写真は毎日新聞から拝借)

 

2月8日の

衆院予算委員会で稲田防衛大臣が驚くべき発言をした。新聞やテレビニュースでよく取り上げられたので、ごぞんじの方も多いでしょう。そう。南スーダンに派遣されていた自衛隊の日誌が見つかった、あの件ですよ。

 戦闘地域には派遣しないと言っていたのに、実際には戦闘があったということが、自衛隊の日誌からも明らかなのだから、今すぐ帰らせるべきでしょ。

なのに、マスコミなどは答弁のおかしさばかり取り上げて、自衛隊を今すぐ帰らせるべきという論調にならないのは、なぜなんだろう。

稲田防衛大臣は「

一般的な用語では戦闘だが、法的な意味では戦闘ではなく武力衝突」とわけのわからい説明をするばかり。そして、食い下がる民進党の小山氏に「憲法9条上の問題になるので『戦闘』ではなく『武力衝突』という言葉を使っている」などと言ったのだ。

それは屁理屈というものではないですか?それとも詭弁?

自衛隊員は命がけなのにひどい

政府のウソを許していてはいけない今すぐ南スーダンの自衛隊を日本に戻せ

(会員 N)

 

2017年1月20日 (金)

オリバーストーン監督の日本への警告

20170118NEWS23
http://www.dailymotion.com/video/x58y7zi

 

映画「スノーデン」を作成したオリバー・ストーン監督が日本を訪れ、NEWS23のインタビューに答えました。

 

インタビュー前半は映画の内容です。アメリカの諜報活動の問題点を、スノーデン氏の視点から描いているということです。テロ対策といいながら、実際の監視対象は全国民に及びます。

【映画字幕】 悪党だけでなく彼らのメタデータも追跡すること。 つまり彼らがかけた全電話番号です。バファローに住むいとこの歯科医も含めてね。歯科医の接触相手も含めて。

【監督】

重要なことなので一つ言っておきます。ターゲットを絞った監視の形態がある。それは怪しいと思われる対象に絞って監視を行うことです。
これはテロリズムに対する有効な手段だとスノーデンは繰り返し述べています。

(それに対して)マス監視は全ての国民が対象です。全てです。全てを監視してテロリストを見つけ出そうとする手段です。

スノーデンは映画のようにテロに限らず全ての情報を標的にしていた。全ての情報を把握し権力を得ようとしている。テロに限ったことではないのです。
アメリカは全ての情報を把握することで権力を得ようとしているのです。
人々はわかっていないのです。テロを見つけるためだと思っていますが違います。もっと危険なことになるでしょう。

スノーデンのやったことは違法だと思う人もいるかもしれない。
しかし彼が暴露したことで誰も傷ついていないのです。(映画を)見た人は彼を人として理解できたと言います。ドラマティストとしてこれほどうれしいことはありません。歴史家としては成功ではないかもしれないけれども、人々に考えるきっかけを与えたいのです。

監督は年末、安倍総理がパールハーバーを訪れ慰霊したことに対して、多くの学者、文化人とともに「アメリカだけでなくアジアに向けて慰霊するつもりがあるのか」を問う公開質問状を安倍総理に送っています。

【監督】

日本は東南アジアを侵略した歴史がある。残虐行為も行ってきた。若者はこういった事実を知らない。

日本はアメリカの要塞になっていてその半分は沖縄にある。人々は不満を抱いているし、基地から何の恩恵もなく、抗議をしている。辺野古は沖縄の中でも最も美しいのに基地がある。

日本はとてもいい役割を果たせるのに安倍首相は真逆の方向に進んでいます。憲法九条をなくそうとしたり、「共謀罪」を通そうとしています。 
僕からすると完全に間違った方向に安倍首相は導こうとしている。

アメリカが強力で難しいかもしれないが、日本は東南アジア最大の貿易国になるべきです。 中国、台湾、インドネシア、ベトナムなど これは、大きな平和的な役割です。
日本は自分の運命を変えるべきです。

アメリカの同盟国として核の傘の下でアメリカが中国に攻撃的になるようあおるようなものです。それは危険なことです

日本はすばらしい国だ。文化だって。ただひとつだけ問題がある。日本は昔持っていた主権がない。アメリカの衛星国であり人質なのです。これを言いたかった。」
「最初に言わなかったのは分かってもらえるとは思わなかったからで、今までの話を聞いたうえでなら理解してもらえると思いました。

もう一つスノーデン氏から聞いた大事な話を監督はしています。

「彼は9年間日本に駐在していた。将来的に日本がアメリカの同盟国でなくなったときのためにスパイプログラムをダム、駅、発電所、銀行などに組み込んでいた。いざとなれば機能停止に追い込めます。これは非常に恐ろしいことです。」

監督がスノーデン自身から聞いたというその内容は映画にそのまま描かれているそうです。

 

 

私たちはどう闘えばいいのでしょうか?(会員 N)

2017年1月 9日 (月)

少女像を守ろう

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(写真はネットから拝借)

 日本政府はこの1月6日、韓国釜山の日本総領事館前に設置された「少女像」をめぐり、大使を一時帰国させるなどの対抗(?)措置をとりましたが、何故そんなけんかを売るような措置をしたのでしょうか。

 そもそも日韓「合意」そのものが、被害者女性の訴えを全く理解せず、政府間の政治的駆け引きだけによる偽りの「合意」であり、韓国内では今も「廃棄すべき」の世論が多数を占めています。  

 何故安倍政権が少女像の撤去に固執するのか、それは安倍首相が「日本側が謝罪を繰り返す歴史に終止符を打ちたい」と謝罪などしたことのない安倍本人が言い放ち、「日本軍慰安婦問題はもうなかったことにしろ、今後一切口にするな(最終的で不可逆的解決)」という強い意向を押し付けるためには、少女像が最も邪魔だったからだと思います。少女像の撤去は合意時に、明確な文書での取り決めもなく、設置したのも政府ではなく市民団体であったにもかかわらず、まるで韓国政府が「履行違反」でも犯したかのように。

 安倍政権は先の日本の侵略戦争と、それに関連するアジアの人々に対する多大な加害行為のどれひとつに関しても謝罪も反省もする気がないということだと思います。(真珠湾には行くくせに・・)

 差別コメンテーターの勝谷某は「10億円を受け取っているのに撤去しないのはまるで振り込め詐欺だ」とあきれ果てた屁理屈で罵倒していますが、彼も安倍と同様に己の加害者としての存在など微塵も理解していないのでしょう。それに10億円は亡くなられた方々も含めた多くの被害女性の数からして極めて少額です。それをあたかも「10億円をくれてやる」というような言い方はまさに彼女らを愚弄しているもので心から怒りを感じます。

 仮に韓国政府が「日本政府の誠意は理解出来たので少女像は撤去します」という時が来ても「いえいえ像はそのままにしておいて下さい。後世の日本人達もこの少女像と接することにより歴史事実を学び、反省し、二度と同じ過ちを繰り返さない誓いを立てることを望んでいます」というのが今を生きる私たちが主張すべきことだと思うのですが・・(会員Y)

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