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2020年5月19日 (火)

新型コロナウイルスと向かい合おう

 新型コロナウイルスによる感染で世界中が大混乱しています。
安倍政権は勝手に休校要請を出し、「緊急事態宣言」に突き進みました。これは大問題で、多くの人々がその危険性を指摘しています。
とにかく「自宅にいろ」ということですが、テレビも野球やサッカー中継もなく、大相撲も5月場所がついに中止となり、ドラマも再放送が多くなりました。街の本屋さんも閉まったまま、仕方なく今まで読んだ本を読み返す日々が続いています。

 私はギャンブルはしないのですが、ギャンブル好きの人は競馬や競輪は現場には入れず必然的にパチンコ店に行くことになるのでしょうか。しかしそのパチンコ店も休業要請から休業指示になり、いよいよ行き場がなくなっています。(今は一部解除されていますが・・)

 私の高校時代の友達は高校を出て就職し65才の定年まで47年間同じ会社で勤め上げました。そして5年前、いざ定年となったとたん何もすることがない(彼は酒は飲まない)となり、好きなパチンコにはまり、気が付けば二か月で60万円負けたそうです。生活費にまで手を付けたとのことです。幸なことに彼はその時点で我に返り、改めて求職活動を始め、運よく地元の小学校の用務員に採用されたとのことで以前の生活習慣に戻ることが出来ました。

 つまり仕事さえあれば、好きなギャンブルも適当に楽しめるのでしょうが、仕事がなければそれにはまり込み、依存症になり、挙句は家庭崩壊にまでつながるのではないでしょうか。今、仕事を取り上げられギャンブルに走る若者達が本当に心配です。
そしてこのコロナ感染状況によりIR業者が日本への誘致を断念したにもかかわらず、吉村知事や松井市長が「誘致断念」の態度を明らかにしていないのも許せません。

 私はこの6月で71才になりました。実は53才の時に30年ちかく勤めていた会社が倒産し、その年齢では再就職も難しく思案に暮れましたが、幸いにしてすぐ労働組合に加入させてもらい、多くの支援を受けながら仕事も続け今日に至っています。

 そして10年ぐらい前に腰部脊柱管狭窄症を患いました。続けて10分も歩くと足が痛くなり、その場でしゃがみ込んで脂汗をかくようになりました。自分で考えてストレッチ体操をして最近では少しましになりましたが、それでもデモ行進だけは遠慮しています。

 もともと糖尿病、高血圧、痛風など基礎疾患のオンパレードだった私ですが、年齢を重ねると予期せぬ病気とも付き合わなければなりません。そして年金だけでは生活が苦しいので老体に鞭打って、従来からの仕事を細々と続けてきました。しかし今回の騒動でその少ない仕事もピタリと止まってしまいました。今後の行く末が心配な毎日です。

 国から10万円が支給されるとのことですが、毎月でも欲しいところです。またそれでも「焼け石に水」の人も多いことでしょう。頭に来たのは杉村太蔵なるタレントがテレビで「年金生活者や生活保護受給者は収入は減らないから(10万円は)支給されなくてもいい」と言い放ったことです。いったい年金や生活保護費がいくらか分かって言ってるのか、本当に腹立たしい限りです。

 かつて社会人一年生になった時、入った会社で「真面目に働き続ければ、定年後も贅沢は出来ないかも知れないが年金で何とか生活は出来る」と説明を受けましたが見事に裏切られました。消費税も「将来の高福祉社会のために」といううたい文句で導入されましたが、3→5→8→10%と我々の負担は増え続けても社会保障費は逆に減っています。

 そりゃそうでしょう。アメリカから多数の戦闘機を購入するなど、防衛費はうなぎのぼりに増え続けているのですから……(日本には軍隊は存在しないはずなんですが)。

 志村けんさんや岡江久美子さんが亡くなりました。そして波はありますが連日感染者や死亡者が増え続けています。本当に怖いですね。しかし私たちに求められているのは「冷静に恐怖し、慎重に対処する」ことだと思います。

 「新型コロナに負けるな」ではなく「新型コロナと向かい合おう」です。

 そして何よりもこの危機を悪用して、この緊急事態条項をも加えた改憲をもくろむ安倍政権を絶対許さない闘いを続けることです。創意と工夫でデモや集会を勝ち取りましょう。(会員 Y)

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