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2016年12月27日 (火)

真珠湾訪問予定の安倍首相に韓米日の学者たちが公開質問状

米日韓加中英豪沖台の専門家など53名
真珠湾訪問に際し安倍首相の歴史認識を問う公開質問状(12月25日発表)

 質問状(の作成)には、米国からは映画監督のオリバー・ストーン氏やコネティカット大学のアレクシス・ダデン教授、シカゴ大学のノーマ・フィールド教授が、日本からは東京大学の高橋哲哉教授、関東学院大学の林博文教授、東京外国語大学の中野敏男名誉教授などが、韓国からは聖公会大学のクォン・ヒョクテ教授、西江大学のイム・ジヒョン教授などが参加しました。

安倍首相は式典出席にあたって、「慰霊のためである」「戦争の惨禍は二度と繰り返してはならない」としらじらしく述べています。戦争法を強行成立させ自衛隊を戦闘地域である南スーダンに派遣しておきながら、どの口がいうのでしょうか!?

この公開質問状に安倍首相は答えられますか。以下に質問と学者名を転載します。

■質問状の内容と名を連ねた学者の方たち■

【真珠湾訪問にあたっての安倍首相への公開質問状】
2016年12月25日

親愛なる安倍首相、
安倍首相は先日、1941年12月8日(日本時間)に日本海軍が米国の海軍基地を攻撃した際の「犠牲者を慰霊する」目的で、12月末にハワイの真珠湾を訪問する計画を発表しました。

実際のところ、その日に日本が攻撃した場所は真珠湾だけではありませんでした。その約1時間前には日本陸軍はマレー半島の北東沿岸を攻撃、同日にはアジア太平洋地域の他の幾つかの英米の植民地や基地を攻撃しています。日本は、中国に対する侵略戦争を続行するために不可欠な石油や他の資源を東南アジアに求めてこれらの攻撃を開始したのです。

米日の開戦の場所をあなたが公式に訪問するのが初めてであることからも、私たちは以下の質問をしたく思います。

1) あなたは、1994年末に、日本の侵略戦争を反省する国会決議に対抗する目的で結成された「終戦五十周年議員連盟」の事務局長代理を務めていました。その結成趣意書には、日本の200万余の戦没者が「日本の自存自衛とアジアの平和」のために命を捧げたとあります。この連盟の1995年4月13日の運動方針では、終戦50周年を記念する国会決議に謝罪や不戦の誓いを入れることを拒否しています。1995年6月8日の声明では、与党の決議案が「侵略的行為」や「植民地支配」を認めていることから賛成できないと表明しています。安倍首相、あなたは今でもこの戦争についてこのような認識をお持ちですか。

2) 2013年4月23日の国会答弁では、首相として「侵略の定義は学界的にも国際的にも定まっていない」と答弁しています。ということは、あなたは、連合国およびアジア太平洋諸国に対する戦争と、すでに続行していた対中戦争を侵略戦争とは認めないということでしょうか。

3) あなたは、真珠湾攻撃で亡くなった約2400人の米国人の「慰霊」のために訪問するということです。それなら、中国や、朝鮮半島、他のアジア太平洋諸国、他の連合国における数千万にも上る戦争被害者の「慰霊」にも行く予定はありますか。
首相としてあなたは、憲法9条を再解釈あるいは改定して自衛隊に海外のどこでも戦争ができるようにすることを推進してきました。これがアジア太平洋戦争において日本に被害を受けた国々にどのような合図として映るのか、考えてみてください。

1.  安斎育郎、立命館大学名誉教授
2. ハーバート・P・ビックス、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校歴史学・社会学名誉教授
3. ピーター・バン・デン・デュンゲン、元ブラッドフォード大学(英国)平和学教員、世界平和            博物館ネットワーク総括コーディネーター
4. アレクシス・ダディン、コネチカット大学歴史学教授
5. リチャード・フォーク、プリンストン大学国際法名誉教授
6. ジョン・フェッファー、「フォーリン・ポリシー・イン・フォーカス」ディレクター
7. ノーマ・フィールド、シカゴ大学名誉教授
8. ケイ・フィッシャー、シャボット・カレッジ(カリフォルニア州)講師
9. 藤岡惇、立命館大学名誉教授
10. ジョセフ・ガーソン、国際平和ビューロー副会長
11. ジェフリー・C・ガン、長崎大学名誉教授
12. 河庚希、明治大学特任講師
13. ローラ・ハイン、ノースウェスタン大学教授(米国シカゴ)
14. 林博史、関東学院大学教授
15. 平野克弥、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校准教授
16. 池田恵理子 アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」(wam)館長
17. 石原昌家、沖縄国際大学名誉教授
18. ポール・ジョバン 台湾国立中央研究院社会学研究所 アソシエート・リサーチ・フェロー
19. ジャン・ユンカーマン、ドキュメンタリー映画監督
20. ナン・キム(金永蘭)、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校准教授
21. 金 富子、ジェンダー史、東京外国語大学教授
22. 木村朗、鹿児島大学教授
23. 絹川知美、サンフランシスコ州立大学講師
24. ピーター・カズニック、アメリカン大学歴史学教授
25. 権赫泰(クォン・ヒョクテ)、韓国・聖公会大学教授
26. 李京柱、仁荷大学教授
27. ミホ・キム・リー、「エクリプス・ライジング」共同創立者
28. 林志弦(イム・ジヒョン)、西江大学教授(韓国)
29. 前田 朗、東京造形大学教授
30. ジャニス・マツムラ、サイモンフレイザー大学(カナダ)歴史学准教授
31. タニア・マウス、ウィルミントン大学(オハイオ州)平和資料センターディレクター
32. デイビッド・マクニール、上智大学非常勤講師
33. ガバン・マコーマック、オーストラリア国立大学名誉教授
34. キャサリン・ミュージック、海洋生物学者(ハワイ・カウアイ島)
35. 中野晃一、上智大学教授
36. 中野敏男、社会理論・社会思想、東京外国語大学名誉教授
37. 成澤宗男、『週刊金曜日』編集部
38. 乗松聡子、『アジア太平洋ジャーナル:ジャパンフォーカス』エディター
39. ジョン・プライス、ビクトリア大学(カナダ)歴史学教授
40. スティーブ・ラブソン、ブラウン大学(米国)名誉教授 米国陸軍退役軍人
41. ソニア・リャン、ライス大学(テキサス州)チャオ・アジア研究センターディレクター
42. ダイヨウ・サワダ、アルバータ大学名誉教授
43. マーク・セルダン、コーネル大学東アジア研究プログラム上級研究員
44. オリバー・ストーン、アカデミー賞受賞映画監督
45. 高橋哲哉、東京大学教授
46. 高嶋伸欣、琉球大学名誉教授
47. 竹中晶子、ケンタッキー大学准教授
48. ウェスリー・ウエウンテン、サンフランシスコ州立大学アジア・アメリカ研究学部准教授
49. 内海愛子、恵泉女学園大学名誉教授
50. シュエ・タク・ウォング、サイモンフレーザー大学(カナダ)名誉教授
51. イー・ウー、クレムゾン大学社会学・人類学部助教授
52. 山口智美、モンタナ州立大学人類学准教授
53. リサ・ヨネヤマ、トロント大学教授
**********************************************************
Those whose signatures arrived after we released the letter.
発表後に署名が届いた人たちをここに記します(到着順)
Jenny Chan 陳慧玲, Assistant Professor of Sociology and China Studies, Department of Applied Social Sciences, The Hong Kong Polytechnic University 
Matthew Penny, Associate Professor, Concordia University (Canada)
 
(Peace Philosophy Centre: オリバー・ストーン監督、米日韓加中英豪沖台の専門家など53名 真珠湾訪問に際し安倍首相の歴史認識を問う Oliver Stone and internatonal scholars and activists send an Open Letter to Prime Minister Abe on the eve of his Pearl Harbor visitより 2016/12/25)」

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