北村小夜さんに学ぶ
昨日、1月26日、北村小夜さんの講演会が大阪PLP会館でありました。
北村小夜さんは1925年生まれ、『戦争は教室から始まる』の著者です。
1925年は治安維持法ができた年で、軍国少女として育ちました。
北村小夜さんのすごいところは、「私も戦争をやってきた」ととらえておられるところです。
私だったら、「戦争教育を受けてきて、仕方がなかったんだ」と言うと思います。
でも、そうはおっしゃらない。
「日の丸と君が代にそそのかされて、教師よりも親よりも熱心に戦争をやってきました」とおっしゃいます。
責任をあいまいにしない方なんでしょう。
「騙される方にも責任はある」という言葉が頭の中をよぎりました。
1932年6歳のときに爆弾三勇士をたたえる旗行列を、大人に抱えられて上からみた少女はすっかり、日の丸に魅せられ、小学校のときには日の丸を絶えず身近に置いて、出征兵士を送るといっては持って出かけ、英霊が帰ってくるといえば、旗を巻いてでかけるというふうだったそうです。
「私も戦争をしたから戦争ができたんですよね?」と北村さん。
軍人だけで戦争はできない。そういう意味で責任を感じると。
88年経って秘密保護法ができて、憲法を充分に使いこなせてなかったのではないかと思うとおっしゃっていました。
君が代斉唱時の口元チェック、不起立教員への処分。
これはみんな物言わぬ民を作るための過程です。
ちょうどいい集会がありますのでお知らせします。(会員N)教育の国家支配に反対する2・11集会
2月11日(火・休)午後1時30分~
大阪市立西区民センターホール
(地下鉄千日前線「西長堀」下車⑦出口)
こちらはドキュメンタリー映画上映会
疎開した40万冊の図書
大阪上映会 主催:『疎開した40万冊の図書』を上映する会
3月3日(月)午後の部:午後2時~金高謙二監督トーク
午後2時40分~ 上映
エルおおさか5階視聴覚室
夜の部:6時20分~金高謙二監督トーク
7時~上映
エルおおさか南館5階南ホール
入場券:前売り800円 当日1000円
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コメント
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一応…989歳?平安時代のお生まれですか?
投稿: | 2014年1月31日 (金) 11時24分
すみません。キーを押し間違って気が付いていませんでした。1925年生まれですね。ご指摘ありがとうございました。
投稿: 管理人 | 2014年9月11日 (木) 11時17分