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2011年10月31日 (月)

10月27日に大阪航空局へ申し入れ

 10月27日(木)「淡路の空を守る会」「神戸空港の中止を求める会」と共に大阪航空局に申し入れに行きました。

 こちらは総勢8名、航空局側は5名で、主に空港部関西国際空港課の永友課長と保安部管制課の船山課長が我々に応対しました。

【騒音問題について】

 まず淡路からは主に騒音問題に関して申し入れました。ひとつは大阪空港との統合後も新会社にいわゆる「三点セット」を厳守させること、そしてもうひとつは、相変わらず陸上飛行や低高度飛行などの約束違反が常態化しており、高騒音の被害が出ている現実を改善してほしいと要請する2点でした。

 特に来年からのLCC(格安空港会社)の就航により、深夜早朝便が増えれば被害がますます増える可能性があります。

 これに対し航空局は「安全性のためや気象状況により、また飛行機の性能の問題でやむを得ず陸上を飛行する場合がある」とか「国際旅客便は重たいので低高度になる」と違反飛行を弁解していましたが、それが判っているのなら、約束を守れそうにもない便は最初から飛ばさないというのが筋というものではないでしょうか。

どうもそのあたりは「黙認」しているふしがあります。これでは淡路の住民はたまったものではありません。「運営会社に三点セットを守れと指導してほしい」という要望にも渋々うなづいただけでした。

【大阪湾の環境破壊と神戸空港】

 次に神戸からは、市民の会が長年にわたり調査を続けている神戸空港建設による大阪湾の環境破壊に対する国の措置の要請と、「関西三空港」の中での神戸空港の立場の見解を問いました。

 これに対して航空局は「空港の維持管理とか環境対策などは神戸市がすべきことで答える立場にない」とまるで他人事のような回答でした。

しかし神戸空港は神戸市が勝手に造ったものでも、勝手に造れたものでもありません。需要予測や環境への影響など総合的に判断して建設を認可出来るのは他でもない国です。

当然にも国はその結果に対して大いに責任があるはずです。それを「答える立場にない」とは・・まさに無責任極まりない話です。また「三空港問題」の論議も(元)政務官に責任を転嫁させて国として「聞く耳もたず」の態度でした。

【関空破綻の責任追及】

 そして最後に私の方から、統合は1兆3千億の関空負債をまた国税で救済するもので納得出来ないこと、また「運営権」を民間会社に売却することに触れ、「どうみても採算が取れるとは思えないが、どのような企業が名乗りを上げると考えているのか」と、そしてLCC就航の裏にある安全性の低下をどう考えるのかなどを質問しました。

 これらに対しては「(関空の経営が好転しないのは)9.11テロやリーマンショック、そして今回の大震災などで客足が思うように伸びていないから」と説明がありましたが、これはまさに詭弁という他ありません。

確かにそれらは大きな事柄で関空にも影響があったであろうことは推察出来ますが、しかしそれらによって「1兆3千億」が大きく左右されるような話ではありません。また「運営会社はまだ名乗り出ていません」と臆面もなく答えましたが、来年7月1日にスタートすることが閣議決定されている大事業に、この時期におよんでも名前すらあがっていないなど考えられません。

もっとも仮に大企業が数社名乗り出て共同経営したとしても、まず採算は取れない、それどころか、それらの企業母体そのものが沈没してしまいかねないのではないでしょうか。

そんな「火中の栗を拾う」企業などあるとは到底思えません。結局どこかの国の債務不履行のように、彼らは最終的にはやはり「国が面倒をみてくれる」と「期待」しているのでしょう。だから平然と「まだ名乗り出てません」と言えるのだと思います。

 一番驚いたのは(失笑を買ったのは)、毎年90億とか75億の補給金が国から投入されていますが、その金額の根拠を問いただしたところ、「それは霞ヶ関が決めることなので・・私達も新聞報道などで知るんです」とあ然とする答えが返ってきました。

巨額の国税を投入するのに、当該の関空会社やそれを監督指導する立場の大阪航空局との折衝など一切ないということです。驚く他ありません。まともな審議もなく政治的な利権操作のみで巨額の税金が動いている実態を垣間見た気持ちでした。

 最後に私達が「関空破綻の責任をどう考えているのか!」と詰めよりましたが全員沈黙、時間切れとなりました。総じて応対は普通でしたが、中身は言い訳と責任転嫁ばかりという印象でした。これからも不断に追及していかなければと思いました。(会員Y)

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