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2011年4月23日 (土)

太郎と花子の会話 ― 「以遠権ってなに?」

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花子 お兄ちゃん。昨日の集まりでな、ようわからんかって
    ん。
太郎 なんやねん。
花子 うん、「以遠権」というのを日本は規制しとるんやて。
    知っとる?
太郎 少しな。たとえばイギリスから来た航空機が、
    日本にきてお客を降ろし、
新しい客を積んでイギリス
    に帰るのはいいんやけどな、
次に中国に行って、
            日本で乗せたお客を降ろしたらあかんでという
    規制のことや。
花子 ふうん?なんで、そんな窮屈なことするの?
太郎 この辺はややこしいんやけどな。領土と一緒で、
    それぞれの国に領空というのがあるやろ?
    航空機の飛び方について「シカゴ条約」いうのが
    あって、
他の国の航空機は勝手にその領空を
    飛んだらあかんのや。
花子 そらまあ、そうやろなぁ。
太郎 それでな、「シカゴ条約」とかIATAとかの国際的な
    取り決めはあるんやけどな、
    その前に2つの国同士の航空協定、
つまり2国間
    協定が、航空機の飛び方の原則になるんや。
花子 ふんふん。それで?
太郎 そうするとな、イギリスと日本の2つの国で、お互いの
    国の間を行き来することは決められるけど、
    日本に来たイギリスの航空
機が日本から中国に飛ぶ
    ことは、
日本と中国の2国の問題やから、イギリスが
    勝手にやる
というわけにいかんというのが
    「以遠権」の規制や。
花子 そんなことして何の得があんの?
太郎 日本の客とか荷物を中国に運ぶのは、日本と中国の
    問題、簡単に言えば、日本の航空会社の客や荷物を
    第3者が勝手にとるな、ちゅうこっちゃ。
花子 せこいなぁ。
太郎 そうや。今は「航空自由化」て言われる時代やろ。
    たくさんの国が、規制で縛るより自由に飛んで全体の
    パイを増やそうとしてるんや。そやのに日本の
    国交省は、昔からの「以遠権」規制にこだわって、
    よう変えへんのや。
花子 なんでやの?
太郎 日本のお役人、つまり国交省の官僚さんたちはな、
    日本の航空会社を守り、育てたいという意識が強い
    ということやろな。そやから日本から運ぶ客と荷物は
    しっかりと日本の航空会社に確保しときたいという
    ことちゃうやろか。
花子 そんなこと言うとるから関西空港あかんのとちゃう
    の?
太郎 そや。言うたら時代の流れに乗り遅れとるんやな。
花子 変わらなあかん。
太郎 ただな、この「自由化」ちゅう流れの底にはな、
    「強いもんが生き残る」「弱肉強食」という考えが
    あるんや。「航空の自由化」も、簡単に言うたら
    世界の航空業界に対する圧倒的な支配力、
    優先的な力を持ったアメリカが世界にしかけた
    こっちゃ。
    そやから、「ほんまにそれでええの?」と
    いう疑問はあるんや。
花子 むずかしいなぁ。
太郎 それとな、日本の国交省の官僚の「頑なさ」もな、
    単なる保護主義、日本の航空会社を守りたい
    という面よりも、
    航空業界の巨大な利権と自分たちが持っとる、
    でっかい許認可権のうまい汁を手放したないという
    「衣の下の鎧」がちらちら見えるんでな、
    「ええ加減にせえ」ていいたい面もあるんや。
花子 ふう~ん。ありがとう。ちょっとだけわかったわ。
    よう観ていかなあかんねんね。

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